もうすぐ2歳のお誕生日を迎える息子に読んでみました。
最初は「ぷー」という言葉が面白かったみたいで、
ニコニコ笑いながら聞いていました。
でも、ねこさんが「かたづけるのはいやだ」と言っているシーンからは、なんだか表情が曇り・・・
ねこさんが遠くに飛んでいくシーンでは、また笑顔になります。
「飛ぶこと」は「楽しい」ようで、息子の感情は折れ線グラフのように上がったり下がったり。
ラストの「かあさん やねでないている」で、「え・・・」とつぶやき固まっていました。
暗にもう戻ってこないかのような、黒い絵・・・衝撃だったようです。
私が「ワガママやイジワルをやめたら、ねこさんは戻ってきましたとさ♪」と明るく付け加えましたが、
反応なし・・・
まだ2歳にもなってない息子にとっては、読んで聞かせるお話より、絵に描いてあることの方が比重が多いのだと思います。
なんだか救いのないお話で、私自身息子に読んだことを後悔しました。
お話のその後を想像したり、「この後どうなったと思う?」などとママと会話したりするには、息子はまだ幼すぎます。
幼いうち、せめて3歳くらいまでは、
「愛される」ことを自覚する=自己肯定感を育てる時期だと思っているので、
温かみのある内容の、息子が「楽しい」「面白い」「嬉しい」「好き」って思えるような絵本を読んであげたい・・・と個人的には思います。