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うさぎのルーピースーふつうだと思う みんなの声

うさぎのルーピースー 作・絵:どい かや
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2006年01月
ISBN:9784097261216
評価スコア 4.13
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みんなの声 総数 23
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  • 美しい絵本ですが…

    ある日机の下でうさぎが死んでいたという、非日常的な設定をちょっと受けとめることができませんでした。
    どうしてそこにうさぎの死体があったのでしょう。
    絵本は、その謎解きで進行していきますが、肝心なのは、そのままにしておいてはいけないという、必然性でした。
    少女はうさぎを埋葬しようとしたら、うさぎは日に当たって、鹿皮色に見えたのです。
    神々しい姿を絵に描き、埋葬して、少女はうさぎを埋めた土がどのようになっていくのかを想像します。
    少女が悲しみから解放されていく姿に美しさは感じるのですが、突然身近に死があったら、こんな気持ちにはなれないだろうな。

    投稿日:2023/01/20

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  • 絵の優しさと・・

    優しげなタッチの絵で何気なく手に取ったのですが
    中身は結構ヘビーな「死生観」を扱った本でした。

    死んだら土にかえるといいうところが
    最大のキーワードなんだと思いますが
    最初にまず「死んでいる子ウサギ」がいて
    だれがこんなことをしたのかと
    数ページにわたって犯人探しを繰り広げている序盤の付箋は
    回収されることはありません。

    読み終えた後、娘は
    「・・・うーん。この本はあまりよくわからない」と言いました。
    (娘は序盤の問いが解決されないことに消化不良のようでした)
    死生観は人それぞれだし
    子供に対してどう伝えるか、子供がどう感じるかも
    それぞれだと思います。
    この本で何かをつかむ方もいらっしゃるのかもしれません。
    ただ、我が家ではいたって不評でした・・・・。

    投稿日:2013/02/12

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  • 評価の難しい絵本でした。

    • ももうさ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子3歳、女の子1歳

    表紙のうさぎはてっきり眠っているものと思い、
    可愛らしい絵本だな〜と中を確認もせずに図書館で借りてきました。

    寝かし付けに娘が「このうさぎの絵本読んで〜」と持ってきて、
    初めて読み始めてギョッ!!
    死んでいるとは思いませんでした・・・。
    心の準備なく読む絵本ではなかったです;


    命は巡るもの。
    そのことはとてもとても大事な事ですから、
    是非娘達にも伝えたいと思っています。

    でも、この絵本を読んでみて、
    見知らぬうさぎでなく、大事な身近な存在の死ではダメなのかな〜とか、
    子どもの頃、庭にペットを埋葬したけれど、そこに野菜はちょっと・・・とか、
    “羨ましい”っていう表現って理解しがたいなぁ・・・とか、
    ちょっと違和感というか、
    この絵本を通して“命の環”を伝えよう、とはあまり思えませんでした。


    人間は貪るばかりで、命の環から外れてしまっているなぁ・・・と、
    申し訳ないような悲しいような、複雑な気持ちになりました。
    とても、色々考えさせられる絵本です。

    投稿日:2011/10/28

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  • 新しい命の糧に

    表紙では眠っているように見えたうさぎが、実は死んでいた。こんショッキングな場面から、この絵本ははじまります。でもやわかな色合いの絵のおかげで、いくぶんショックはやわらぎます。

    ルーピースー、という透明感のあるきれいな響きの言葉の意味は鹿皮色ということを知りました。死んだあとに、こんなきれいな名前を付けられる、というのも不思議な感じがしました。ルースーピーとの生前の思い出はないのに、女の子たちがこんなに思いやれるのがすごいなと思いました。

    人間をはじめ生き物はすべて土に還る運命です。うちの庭でもせみやちいさな虫たちがたくさん死んでいて、その上にきれいな花が咲いています。死は、新しい命の糧になります。でもわたしは今までそれを「うらやましい」と、考えたことはありませんでした。

    投稿日:2007/09/28

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  • もがく

    この絵本の前では、私は小さな子供のようでした。

    なぜかというと、私には理解が出来なかったからです。
    それは、私にとって、「死」が、いまだあまりにも重く、
    悲しみを伴うものであるせい。

    この絵本では、少女がうさぎの死を美しいと感じ、
    そして、うらやましいと感じています。
    今の私では、その境地に至ることができません。
    うさぎが土に帰り、その体が土となり、草花を育て、そして幾多の動物の糧となる。
    そういった命の巡りが、たいそう意味があることだと分かってはいます。
    でも、どうしても、どうしてもこの本を受け入れることが出来ません。

    おそらく、この本の訴えたい事は、大変高次元であり、私は底辺でもがいている最中なのだと思います。
    けれど、私はまだ、感情にまみれていて、過去に自分の周りで起きた死の事を、
    客観的には受け入れられず、感情的にしか考えられないのです。

    いつか、死を、そして、この絵本のことを受け入れられる日が来るのかもしれません。
    自分の死を迎えても、ジタバタもがいているかもしれませんが。

    投稿日:2006/08/05

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