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花のき村という平穏な村を訪れた盗人たち。 根っからの盗人のかしらと、盗人見習いの4人。 盗人、錠前屋、角兵衛獅氏子、大工とそれぞれの腕確かな職人は、村に偵察に行くのですが、盗みのことより染みついた枝で家々を見てしまいます。 かしらはそれが歯がゆいのですが、盗みの指導をしながらひとり村はずれで待っていると、童から子牛をあずかります。 人に頼られたことのないかしらの心によみがえった善人の心。 新美南吉の倫理観なのでしょうか。 とても穏やかに善の心を説いてくれます。 かしらはひとりで自朱して、4人を旅立たせます。 「盗人にはもう、決してなるな。」というかしらの指示がとても素晴らしい。 心洗われる絵本です。
投稿日:2010/10/21
新美南吉作品といえば、小学校の国語の教科書にもよく載っている「手ぶくろを買いに」「ごんぎつね」を思い浮かびますが、こちらの「花のき村の盗人たち」も名作に思います。 心が洗われる1冊に思います。 子育てしていると、子供を見て、親の自分は心が擦れてしまったなと思うこともあったり。 大人こそ、子供を見習わないとなのかも知れません。 純粋で素直な心に戻りたいなぁ・・・。
投稿日:2020/10/28
新美南吉という人の人柄がよく現われいるお話だなと、思いました。 有名どころのお話はいくつか知っていましたが、この話は知りませんでした。でも、所々覚えのあるシーンもあったので、もしかしたら、小さい頃に祖母か誰かから聞いたかもしれませんが、ちゃんとお話を読んだのは今回が初めてです。 この絵本は2005年にさいとうよしみさんの絵で出版されています。 「かしら」以外の盗人の顔が少々コミカルにデフォルメされているような気もしますが、各々のキャラクターがよく出ていて楽しい絵になっていました。 表紙絵にドドーンと描かれている緑多い豊かそうなこの『花のき村』の風景もいいですね〜。 不意に現れた旅人に竹笛を聞かせたり、仔牛を預けた男の子(もしかしたらお地蔵さま)、ざっくばらんで気さくな村の駐在さんなど、村全体の人々の心が豊かなのがとてもよく伝わってきました。 「かしら」の涙が止まらなかったのも、素直にうなずけました。 こんな村が本当にあるなら、一度は訪れてみたいものです。 とても心が優しくなれる作品です。 特に今日は(本を読んだこの日)少々仕事のことで落ち込んでいたので、この話のおかげで嫌な気持がすっかり洗い流されて、いい気持ちになれました! 小学校高学年くらいから、中学生・高校生にもお薦めです。もちろん大人が読んでも心があらわれます!
投稿日:2011/10/06
新美南吉さんの読み終えたときの余韻が好きです。 冷たい人間関係を過ごした盗人の頭が、人の温もりに触れていくうち 自然と心がほぐれていくのがじんわり感じました。 人は生まれながらに善なんだと思うと、世の中悪くないものですね。 人との会話もますます楽しくなりそうです。 ‘手ぶくろをかいに’‘ごんぎつね’‘花のき・・’疑うことが 当たり前の時代に、人との関わりを諭しているように思います。
投稿日:2010/11/24
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