駝鳥(だちょう)」 みんなの声

駝鳥(だちょう) 作:筒井 康隆
絵:福井 江太郎
出版社:六耀社
税込価格:\1,760
発行日:2015年09月11日
ISBN:9784897378107
評価スコア 4.33
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  • ブラックな絵本です

    なんとも不気味な絵本です。

    砂漠を旅する男と駝鳥がいます。
    次第に食べ物がなくなっていきます。
    それからどんなことが起きるのだろうと思うと、心がゾワゾワしてきます。

    果たして、それまでの仲間の意識が、貪欲な生きるための切望に変わっていきます。
    想像できる話ですが、とても残酷です。
    駝鳥は身体を失い続けても共に歩き続けるのです。

    きっかけは、駝鳥が男の大事にしていた、金ぐさりの時計を呑み込んでしまったからでした。
    男の時間を奪ったということを暗示しているのでしょうか。

    男の行為を容受していた駝鳥が反撃に出たのも、きっかけは時計でした。

    結末に絶句しました。
    決して明るい話ではありません。
    心の闇を抉るようなお話です。

    福井江太郎さんの絵が、あまりにもエグいです。
    物語の重さに、大迫力な効果を加えていました。

    投稿日:2025/03/10

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  • 先日小学校で高学年に向けて読み聴かせをしてきました。

    淡々と物語を進めていくと、子ども達の緊張感も次第に高まってくる!

    そして衝撃的なラスト

    因果応報?
    ブラックユーモア?

    怖いのは…
    旅人か駝鳥か?

    心に残る1冊です。

    投稿日:2019/02/27

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