作者の実体験から、つらかった気持ちがあふれ出てくるような絵本です。
ワシュティ・ハリソンさんは、どれだけ大きな子だったのかはわかりませんが、幼心に身体のことで投げかけられた心ない言葉で、傷ついた気持ちはよく分かります。
ハリソンさんはとても繊細だったのです。
投げかけられた言葉がトゲのように心に突き刺さってきます。
心が萎縮して行くにつれて、自分の身体がとてつもなく大きく見えてくるのだと、実際に感じた世界を彼女は絵で表現していきます。
次第に大きくなっていく身体を、ページいっぱいに描き、開きページにまでして表現しています。
言葉がなくても、痛いほど心の切なさが充満した絵です。
でも、彼女は自ら閉ざされた世界の出口を見つけました。
ありのままの自分を認めることができたのです。
きっかけはわかりませんが、とても素晴らしいことです。
ありのままの自分を認めることが、ネガティブからポジティブへの切り替えスイッチです。
心も次第に膨らんでいきます。
この絵本は読む人へのきっかけづくりの作品だと思います。