題名から察するに、励ましのメッセージ絵本かと思いきや、
「き」の言葉遊びナンセンス絵本でした。
主人公はいばりんぼうのオオカミ。
ある日、妙なしゃがれ声の誘い文句につられ、子分のイタチを連れて山に入るのですが、
そこで出会うのは変な「木」。
確かに「き」なのですが・・・。
みずかき、しょうかき、たいやき・・・。
その造形が一筋縄ではありません。
子どもたちなら、ちょっとお下品な「へこき」に大受けすると思います。
でもやはり、ラストの「き」が最高ですね。
ここまで来るとあっぱれです。
少し高度な言葉も出てくるので、小学生以上くらいの方がいいと思います。