挿絵はわかなけいさんです。
中国の昔話で、原文はホン=シュンタオさんが書いています。
「筆」というものが高価で、普通の人にはなかなか手に入れることができなかった時代のお話で、
絵を描くことが大好きなマーリャンが、仙人からもたった不思議な筆で描いたものが、現実のものになるというお話でした。
こういう話は今もマンガやゲームの世界の設定としてよく使われている気がします。
面白いのはラストシーンで、日本の昔話だと、主人公はお金持ちになって幸せに暮らしました。って終わり方が多いのですが、
中国の昔話をいくつか読んで気づいたのは、中国の昔話は自分のもともと住んでいた土地などに戻って、「元の暮らしに戻り」幸せに暮らしました。と、終わるのです。
こういうところを読むと、日本とはやはりどこか違う民族性を持っているんだなぁと、感じました。