新しいバケツを持って砂浜にやってきた女の子。
海と同じ色のバケツは、女の子と遊んだ後も、
カニの親子が眠っていたり、ヤドカリが遊んでいたり、魚が遊んでいたり。
そして最後には、誰かがバケツの中に隠れているのです。
波の泡でウエディングドレスを編む、と言う波の娘。
夏の最後の日に完成したウエディングドレスはとても素敵です。
色彩豊かで幻想的な立原えりかさんの文章の世界観に、
永田萌さんが、珠玉の絵で呼応しています。
私が少女時代、夢中だった立原えりかワールドに再会できて、感激です。
女の子が少女から大人になっても、ずっと残る余韻は、読者にとっても共感できると思います。
やや文章が長いので、小学生以上くらいからでしょうか。
大人にもオススメです。