3歳の娘と読みました。
色彩や写真の入ったイラストが外国の絵本らしく美しいです。
小さい子供の可愛らしさを協調しない兄妹のセリフやイラストが、逆に子供心をつかむのか、娘も楽しく読んでいました。
とにかく嫌いなものがたーくさんある妹が、どれもぜーったい食べないと宣言します。そんな妹に架空の食べ物の話をして、やっぱり食べてみたいと思わせるお兄ちゃん。食べ物に変な名前をつける(ニンジン→えだみかん、など)だけじゃなくて、グリーンピースが地球の裏側では空から降ってくるアメ玉だとか、エピソードで妹をわくわくさせて食べさせちゃいます。
最初に読んだ時は、小さい妹は本気で兄の話にだまされているのかと思っていましたが、最後のトマトのエピソードで、これはお兄ちゃんとのごっこ遊びだと分かっていて楽しんでいたんだと気がつきました。
子供ってごっこ遊びが大好きですし、親がやるのではなくて兄妹どうしならではの食べさせ方で、お兄ちゃん、やるな、と思いました。