「だいすき、でも、ゆめみてる」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

４歳の息子に図書館で借りて読んであげました。

借りた時は、きっと息子の好みではないだろうな、1度読んだら２度目はないかなと思っていたのですが、違いました！
息子はこのお話を気に入り、何度も読んで欲しいと持ってきました。
子供らしい壮大で何とも可愛らしい夢。このお話しは大人ではなく、子供だからこそ楽しめる本だと思いました。

ホントにうちで飼えるのかな（笑）。
孫にあげちゃうおばあちゃんも何者っ！？

お陰で子供に
『ぼくもきりんほしー。あとライオン。』
と言われてしまいました…

『んー、ごめん、無理だわ。』
と言ったときの顔。かなりの落ち込みよう。

だからこそウィリアムも、ぼくの家に住み
続けられるんですね。天井に首がつかえても、
餌のとき部屋が汚れても、
ぼくの悲しい顔をみたくないから、
パパとママは何とか飼い続ける。

一方のぼくは、引っ越して来たばかりの女の子に
きりんを取られたようでさみしくなり…
ちょっとお兄さん風を吹かせながらも
実は夢見てる。

あまりに子供っぽくて、フフっと
笑っちゃいました。

子供の夢って、ホントにくだらなくて
最高にかわいいなぁ。

キリンを家で飼うなんて、誕生日にプレゼントをもらうなんてありえないお話だけれど、ありえない夢のお話は想像力が膨らんで楽しいので大好きです。

段々大きくなっていく様子に、ちょっと切なさも感じます。自分だけのウィリアムなのに顔が見えなくて足を撫でているシーンのイラストが眉間にしわが言っていて複雑な顔つきをしていて印象的です。

最後のページの首をもたげて覗き込んだウィリアムと２階の女の子のところにも新しくキリンがやってきたのか！と思わせる挿絵が笑いを誘います。