4歳の息子と読みました。彼はネコの話が大好き。
いつぞやのボローニヤ国際絵本原画展で観て以来、チェコの作家さんを彷彿させるような不思議な雰囲気のする、いまいさんの絵は私が大好き。
これは「ながぐつをはいたネコ」のストーリーがちょっと変えてあります。
お姫さまとの結婚→「めでたし、めでたし」が出てこないので、昔話風な感じがしません(個人的にはこの方が好みです)。
そして、いまいさんの描く靴の魅力的なこと。
まものに作った靴がどんなに大きいか、そして小さいか、
絵を見ているだけでワクワクしてしまい、想像力が膨らみます。
息子も楽しかったようです。
まものが食べられてしまうシーンの、お皿の上の靴と血と思われる痕跡に、
「うわー、食べられちゃったね!!」と大興奮。
靴が欲しくなる絵本です。