まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)
しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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表紙のダイナミックなバッタが印象的な一冊。 中の絵も文章も、とにかく力強いです。 今まで、他の生き物に食べられないように、 びくびくと怯えて暮らしていたバッタが、 ある日、もうこんな生活は嫌だと、 石の上でひなたぼっこをはじめます。 当然、他の虫たちに見つかり、食べられそうになった時に、とんだ!! この様子がとても力強いです。 そのあと、自分には羽があったことを初めて知り、羽を使ってどこまでも飛ぶのです。 なんだか、この姿にとても元気をもらえるんですよね。 あと、最後のページに、赤紫のバッタがいるんですが、あれは何を表しているのかなぁ。
投稿日:2020/11/13
迫力ありすぎて、おはなしかいで読むのには躊躇していたのですが思い切って読んでみました。 いつも落ち着かない子もじっと座ってみていました。2歳の女の子も何かを感じるようでとても集中していました。 おとなには深いテーマを感じますが、ちいさい人たちにもこのエネルギーが伝わるようです。
投稿日:2018/10/19
厳しい弱肉強食の野生の世界で必死に生きようとするバッタ。おびえて暮らす生活から、抜け出していく姿が、人間の人生にも置き換えられるような気がします。 バッタの足の部分がとても太くて、力強く、陸上選手の太ももの筋肉を連想させます。 とても印象深い絵本です。
投稿日:2012/02/27
天敵が多くて、草むらの中の小さな命も大変ですね。 小さな命の世界が、迫力溢れる絵でクローズアップされ、息子を即座に惹き付けた作品です。 そして あるひ、バッタは けついした。 ここからさらに身を乗り出して夢中でした。 カマキリをバラバラにして、クモの巣とクモをめちゃめちゃにして、...。 から、バッタが俄然かっこよく見えて来ます。 四枚の羽を初めて使い、自分の力で飛び始めたところで、「これで、大丈夫だね」とホッとしていました。 じぶんの はねで、じぶんの ゆきたいほうへ、かぜに のって とんでいった。 の一文が素敵です。 ラストのページは、飛んでいった先で恋人が見つかったのかしらと親子で解釈しました。 読み方によっては、もっと哲学的な内容なのかも知れませんが、親子で、自分の力で命を守ったカッコイイバッタのお話として読みました。
投稿日:2010/07/07
まず、この絵本を手にした時に表紙の絵にビックリします!! 読んであげているうちに、絵の迫力に圧倒されました! と同時に、このバッタの持つ力にも驚かされました。 息子もバッタに対して「ガンバレ!」と声をかけていましたよ! あまり文章が長くないので、小さなお子さんでも楽しめる絵本だと思います。
投稿日:2010/02/15
なんといっても、田島さんの力強い線が、子供の心を惹き付けます。しかも、バッタが飛ぶことに気がついた後、鳥に穴まであけてしまう、その発想がすてきです。 女の子にももちろんですが、男の子にぜひ読んでもらって、そのバッタの跳躍を見習ってほしいと思います。
投稿日:2009/11/30
秋になり、草村でバッタを見る機会が多くなったので 子供に読んで聞かせました。 他の虫たちにどんなにおかしな飛び方と言われても 自分の力で飛んでいるのだからと満足しているバッタ。 自分の好きなところへ自由に行くバッタ。 4歳の息子にはまだ理解ができないようでしたが 自信をもって自分を大切にしてほしいと思いました。
投稿日:2009/10/16
絵が印象的。 すごく力強いし、生きてる感じがして引き込まれます。 今までは土手などで見かけ「バッタが飛んだ」なんてはしゃいでいるだけの4歳の息子。 今回読んでみて、バッタの世界(ちょっと怖いと感じた)、バッタの気持ちが少しだけ理解できたようです。 バッタの決意はまだまだ理解できていないけど、その後の冒険は応援していました。 読んでいる私も力が入ってしまいました。 今度バッタに会ったら今まではちょっと見方が変わるかもしれません。
投稿日:2009/05/09
我が家は男の子二人兄弟。図書館で借りたところ、ふたりして、絵本に見入っていました。 草の陰におびえて暮らしていたバッタが勇気を出して広い世界に飛び立っていく姿を描いたお話が、ものすごい迫力の絵とともに広がっていくのは圧巻でした。 私は、文章や話の流れや絵の全体像よりは、その細かい筆遣いに目を奪われてしまったのですが、何度か読み込んでいくうちに、バッタがクモに当たって、クモがちりぢりに砕けてしまう絵や、鳥に当たってその羽根が全部とれてしまう絵はちょっとグロテスクだなぁと思うようになりました。 子供たちは、なんで、クモのお顔がこっちにあって、足がこっちなの?とまだよく理解できてなかったみたい。まぁ、男の子だから、いずれ、こうやって虫なんかを木っ端みじんに踏みにじったり、と残虐な遊びを一度はするだろうけれど、、、ちょっと、母親としては、そんな見本にこの絵本がならないといいなぁ。と思いました。
投稿日:2009/03/09
娘が「ママ、読んで」と持ってきて、何の気なしにページを開いたのですが、いきなりへびやらかえるやらがむしゃむしゃバッタを食べるシーンが満載で、第1印象は衝撃的でした。でも、読み進めていくうちに、バッタが強い意志のもとに、天敵を倒していき、最後は自分で羽ばたいて、愛するものに出会うというシーンがとても印象的で、涙が出るほど感動しました。力強い絵と不思議なリズム感のある心地よい文章、久々に心が震える絵本に出会いました。
投稿日:2009/02/09
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