「ふじさんです」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

富士山というと、どっしり落ち着いているイメージだったので、丸山誠司さんの描くアクティブな富士山はとても新鮮でした。
昔はおしゃべりで落語もして相撲もして。飛び上がって、イエーイとは意外な。
なんだか、富士山がかわいく見えてきました。

男の子なので、新幹線に乗るのが大好きです。

その新幹線に乗ると、富士山が見える場所があります。

たまたま乗ったときの運転手さんが、

そろそろ富士山が見えますとアナウンスしてくれました。

でもその瞬間を逃してしまったから、

異様なまでに富士山に執着するようになりました。

その流れでこの絵本を読んだので、ここに出てくる

富士山のように、テンションは高かったと思います。

子供なので、富士山ってこんな感じなんだねと

そのまま認識してしまったところがとっても笑ってしまいました。

このふじさんひっちゃかめっちゃかな感じがとっても面白かったです。絵も絵本からあふれてきそうな感じがするらい元気な絵が描いてありました。こどももこのふじさんがとっても気に入っていて、本物のふじさんに行ってみたいって言っていました。

富士山の大活躍絵本です
落語をしたり相撲をとったり、腕をもりもりだして
足をぐいぐいだして動き回っていたふじさん
でも、立派なふじさんの絵を描きたい人たちから
じっとしてと頼まれます。

我が家から寒い朝富士山が時々見えることがありますが
たいてい見えません。
息子は「今日はいるねぇ〜」と遠くの富士山ににんまりします

この絵本のふじさんは、とってもアクティブです。おしゃべりで力もちで、好きな湖（こ）にプレゼントまでしちゃって積極的。立派な足もあるので、旅にでかけたりする冒険家でもあります。

そんな堂々たるふじさんは、昔から愛され、絵に描かれ、そのため、ちょっと動かないでじっとしていてと頼まれたふじさんは、優しい心の持ち主でもあり、旅をとりやめ、どっしりと、富士山のごとく、じっとしていました。いつのまにやら寝てしまい・・・。

とてもお茶目なふじさんに、最初から最後まで目が離せませんでした。
何百年かの眠りから覚めたふじさんを見ようと、人間達が携帯やスマホを構えている姿が、なんだかとてもリアルで笑えました。

やることなすこと、とても豪快なふじさん、読んでいる私も子ども達も、富士山が日本の象徴としてとても誇らしく思えて、自分の気持ちもどーんと大きくなれるような、とびっきり楽しい絵本でした！！

イエーイ！が時折はさまっていて、勢い（？）のあるお話です。
わが子「なんで黙っちゃったの？」…頼まれたからよ。（と言われたって不思議よね）
単純なお話と豪快なイラストで日本一の富士山らしく、富士山をあらわした絵本です。