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くまとやまねこ」 6歳のお子さんに読んだ みんなの声

くまとやまねこ 作:湯本 香樹実
絵:酒井 駒子
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,430
発行日:2008年04月
ISBN:9784309270074
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,407
みんなの声 総数 68
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6歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 死と向き合った先には・・・

    • Yuayaさん
    • 20代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子6歳、女の子3歳

    少し暗くなりますが、友人の死と向き合う事がテーマの絵本です。

    ある朝、仲良しのことりが死んでしまった・・・とショッキングな内容からお話が始まります。
    私も子供たちも「え!なんで!」と驚いてしまいました。
    まだ死というものを身近に感じた事のない子供たちだけれど、とても悲しい事なんだって事は理解しているようで、「なんで!?」と驚いたまま言葉が出なかったようです。

    なかなか友人の死を受け入れられないくまは、小さな箱に花びらを敷き詰め、それを離さず持ち歩きます。
    大切な人の死はそう簡単には受け入れられないもの。
    周りに、前に進もうと言われてもそう簡単に進めるものじゃない。
    深い悲しみに沈んだくまが、どうやって前を向けるようになるか・・・。

    くまの悲しい気持ちとことりを想う気持ちに、読んでいる自分も悲しく切なくなりました。
    大きな心の傷に、かける薬(言葉)は思い浮かばなかった・・・。

    やまねことの出会いにより、前に進んだくまの姿にジーンときました。
    思い出って不思議なものでいい事ばかり残るんですよね。
    ことりとの思い出を思い出す様子は、祖父を失った時の自分と同じでした。
    あの時は悲しくて悲しくて仕方がなかったけれど、今は「フフッあんな事あったな」って笑って思い出せる。
    今頃、くまもことりとの思い出に笑ったりしているんでしょうかね^^

    投稿日:2009/05/28

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  • 娘よ、何を感じましたか?

    1ページ、1ページ、6歳の娘と一緒に覗き込みながら、読みました。
     
    グレーの紙に、モノトーンの絵。
    子供はどんな反応を示すだろう? まだ少し早いかな?
     
    けれど、予想以上に この絵本に惹き込まれていきました。
    普段はおしゃべりで元気いっぱいの娘が、私の横で、静かに見入っていました。
     
    大切な友人を失った くまさんの心の中が、描かれています。

    小さな子供は、どんな風に感じたでしょう。
     
    絵本の後半で、それまでモノトーンだった絵に、綺麗な桃色が加わります。
    友人(ことり)のお墓をつくり、周りを花で飾るシーンなど、本当に美しいです。
     
    ぜひ、小さなお子さんとも 一緒に読んでみてください。
    きっとたくさんの事を、大切な何かを、感じてくれると思います。
     
    こういう感性豊かな絵本に、小さい頃からたくさん触れさせてあげたいです。

    投稿日:2011/10/21

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  • 静けさを味わう?

    3歳、6歳、9歳の娘達に読みました。
    少し、絵本離れしていた娘達に久しぶりの新しい絵本♪
    繊細なタッチの酒井さんの絵に思わず手に取りました。

    最初から小鳥さんの死に胸が締め付けられる思いで子供達も神妙な面持ちで、聞いていました。

    少し悲しみに暮れるシーンが多すぎて、親子でズーンときてしまう気もしましたが、それ程までに小鳥さんを思うくまさんとの友情を(愛情?)を深く感じました。

    時々、活字のないページでは、娘達それぞれ、歳なりの感情が湧いていたと思います。

    くまくんにやまねこくんとのすてきな出会いがあったことが、娘達の心を躍らせてくれて安心して読み終えることができなによりでした。^^

    投稿日:2009/01/21

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  • 絵が素晴らしい

    まず、絵が素晴らしいなと思いました。

    くまが大事な友だちを失って現実を受け止めることができないところはずっとモノクロ。

    くまがことりの死を受け入れたところから、モノクロの世界にピンクが入ってくるところが効果的で、くまの心情の変化が絵で理解できます。

    大事な人を亡くした喪失感を埋めるのは難しいことだと思います。文章もぐっと凝縮した感じで、やまねこの演奏が今にも聞こえてきそうな感じがしました。

    ただ、一つ引っかかってしまったのは、やまねこの言葉です。

    くまに箱を見せてほしいと言われて一旦「いいけど」と答えるのですが、「くまくん、きみのもっているきれいな箱のなかをみせてくれたら、ぼくもみせてあげるよ」という言葉。

    交換条件的なニュアンスがあって、私はどうしてもここが気になってしまいました。

    黙読で読むと気になった箇所が、子どもに読んでいる時にはあまり気にならずに「あれ?」という感じでした。細かい部分に気をとられていて全体が見えていなかったのでしょうか?

    ただ、息子はあまり興味を示しませんでした。

    投稿日:2008/07/17

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  • モノクロの中に・・・

    モノトーン調で描かれた挿絵がまた余計に寂しさを募らせますねぇ。
    挿絵の一部にピンクが使われていているところがあって、
    気持ちが少し明るくなって、
    やわらいで温かな光が差し込むような気がしたました。
    友達のことりを亡くし、寂しさで押しつぶされそうになっていた
    くまの前に、1匹のやまねこが現れて、くまは新たな道へ・・・

    誰かの死を受け入れるということは難しいです。
    そして、死を受け入れられずにいる人にどう接していいものか。
    それもまた難しいこと。

    でも、やまねこはそのくまの閉ざされた心に
    寄り添うことができたのです。
    それはきっと、やまねこはとても優しく、強く、
    そして何より、これまでに多くの経験をしているからでしょう。

    とても悲しく、涙無しでは読めない様なお話しですが
    モノクロな挿絵がおはなしにとってもよく合っていて
    すてきな絵本でした。

    投稿日:2008/09/01

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  • 別れを乗り越えて

    誰かをなくした悲しみは、けして、その誰かを「忘れる」ことではいやされない。
    「小鳥が死んでずいぶんさびしい思いをしてるんだろうね。」
    やまねこが言ったその言葉は、自分が同じ経験をしたからこそ、出てきた言葉だったのでしょうか。
    くまは、小鳥との楽しかった思い出を胸に、前に進むことを決意します。
    誰もが必ず経験するであろう、別れを、超える勇気とやさしい気持ちを教えてくれる絵本です。
    子供だけでなく、大人が読んでも、じーんときます。

    投稿日:2008/08/27

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