初めて見た時はまるで外国の絵本のように感じました。優しくて、繊細な色遣いにひかれ、ドキドキしながら表紙をめくりました。
しろぶたくんが食べたものが、素敵な色になって身体に入っていきます。りんご、レモン、メロン、ぶどう・・・色とりどりの果物もとても美味しそう!
そして心なしか食べていくうち身体が長くなっているような・・・このまま食べ続けたらどうなっちゃうんだろう?と思ってページをめくると、そこにはまさかの石鹸が!!
最後はくすっと笑えるお話で、でも食べたものは確実にしろぶたくんの身になって、大きくなっていくんですね。
小さい子が大好きな繰り返しを基調としながら、起承転結が鮮やかで、読んでいてとても面白いと思いました。そして、そのお話にピッタリの素敵な挿絵。
読んでいくうちに自然と優しい気持ちになれる、ロングセラーにふさわしい名作だと思います。