あららら…。こんなすごい終わり方って、あるんですね?
動物ものが主人公で、人間たちが最終的に『温かく見守ってあげる』なんて!
何よりもまず、そのことにびっくりしました。
私は英語が苦手なので、原作を読むことはできませんが、
邦訳を読んで、これだけリズムを感じるんですから、
きっと原作の方は、もっと韻にふんだ素敵なリズムで書かれていたんだろうと思います。
物語事体も文字数も、前作「ひとだすけ」よりずっと読みやすいような気がします。
それにお話が1話1話独立しているので、「ひとだすけ」を読んでいなくても、十分話がわかります。
面白い作品ですが、絵本のサイズが少々小さめなので、どちらかというと、大勢のいるところでの読み語りよりも、お父さん、お母さんが寝物語に読んであげる方がいいかと思います。