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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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山のいのち」 大人が読んだ みんなの声

山のいのち 作:立松 和平
絵:伊勢英子
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:1990年09月
ISBN:9784591033401
評価スコア 4.79
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みんなの声 総数 13
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  • めぐる山の命と受け継がれる人の命。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    「したたるほどの緑におぼれそうだった。」
    こんな書き出しで始まります。
    最初から最後まで どのページにも
    緑の絵の具がたくさん使われているのが印象的です。
    お話の舞台は ほとんど手つかずの山の中。
    ここに降りそそぐ光は
    みんな木々の葉に反射して落ちてきていることを
    意識させられる感じでした。

    そしておじいさんの
    「山の中のものにはむだがない」という食物連鎖を教える言葉は
    読み終える頃になると
    「人の命についても無駄なものはないのだ」という
    立松さんからのメッセージが込められているようにも感じました。
    今は 息子と孫の区別もつかないおじいちゃんですが
    息子や孫へとしっかり命をつなぎ
    イタチでする漁のやり方だって
    夏が終わる頃にはきっと 
    静一へとしっかり受け継がれていると想像させられるラストでした。

    投稿日:2008/11/15

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  • いのちと自然への敬意

    コンクリートの団地育ちの静一が、三週間ほど山のおじいちゃんちに預けられる事になった。
    孫である静一なのだが、おじいちゃんにとっては、子供の頃のままの息子『良一』がそこにいるのだった。

    おじいちゃんは、生き生きとそして淡々と、息子(孫)に山の中のいのちの流れを教えていく。

    おじいちゃんの手によって、イタチのいのちが魂に変えられる。
    生きていく為に、生きているもののいのちをもらう。

    ライオンが鹿に飛びかかり、その肉をむさぼり食う姿を、残酷だと目を覆いながら見る私達も、豚や牛や魚や植物を食って生きています。

    でも普段私にとって、自分が食べている動物の命を奪う場面にかかわる事は、めったにありません。
    最初からそれらは食品であり商品としての形をしています。
    関心があるのは、美味しさであり値段であり、もともと命ある身であった事に思いが及ばなくなっています。

    「良一、生きているものは悲しいなあ。死ぬまでびくびくしてなあ。こいつきっと怖いんだろうなあ」

    イタチのいのちを奪って、その身をナイフに掛けていく祖父が、1番イタチのいのちを哀れんでいるのだと思います。
    そして、初めて接したいのちのさだめに対し、静一はまっすぐに向かい合い受け止めていきます。

    登場人物の感情を説明するような文章はほとんどないにもかかわらず、場面場面の気持ちが手に取るように伝わってきます。
    言葉の一つ一つにいのちや自然に対する敬意が満ち溢れています。

    何度も読み返すことで、よりいっそう理解が深まると思います。

    投稿日:2008/08/14

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  • いのちの原点

    現代に生きていても、自然は昔と変わらないことを教えてくれるような気がします。
    静一の心が自然に溶け込んでいく姿が人々の命の原点を気付かされるようなそんな感覚を持ちます。
    どんな命も尊い命、その命を輝かせて生きていくヒントとなる絵本です。

    投稿日:2022/02/26

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  • 心理と自然と

    伊勢さんの絵で
    この絵本は、まだ読んでなかった・・・
    「第37回青少年読書感想文全国コンクール課題図書」の
    シールがあります

    小学生対象ですよね?
    立松さんの文章は
    難しくないのかな?

    まずは、カバーのところの
    大人へ対する立松氏の辛らつなお言葉
    子どもは、どう捉えるのかな?

    最初からして
    父の言葉には、愛情を感じません
    自分の都合が前面で、息子の静一に対する
    気遣いがない?

    父と祖父との様子から
    静一と
    祖父との交流も
    今までなかったのかしら?
    と、家族関係のドライさにびっくり

    母、祖母の存在も感じられない
    大丈夫なのかな・・・

    ところが、祖父の関わりや
    語りかけに
    静一は、耳を傾けています

    「生きる」
    「自然の中で生きる」
    ということ
    「生かされている」
    ということ

    いろいろ考えさせられます

    その後、どうなったんだろう・・・
    それが、とても気になるのは
    私だけでしょうか

    伊勢さんの絵の素晴らしさが
    とにかくすごいです
    ちょっと心理的に暗いイメージを
    圧倒的な自然の描写野中で
    和らいでいく感じもあります

    自然の力・・・
    すごいです

    投稿日:2014/03/14

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  • 命の輪

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    夏の間、おじいちゃんに預けられることになった少年、静一。
    ここで静一はいのちについて大切なことを、このおじいちゃんから教えてもらうことになります。

    イタチを使った漁をはじめるおじいちゃん。
    その光景に最初はドキッとさせられますが、それはいのちを大切に使うことの教え。
    一つの命が一つの命の源となり、それは繰り返され命の輪となる。
    きっとこのイタチの姿を見てこそ、むやみに生き物の命を奪ったりすることの愚かさも分かるだろうし、何かを食べるときの「いただきます」の意味も分かるのではないかと感じました。

    久しぶりに声を発した静一。
    それは何かを感じ取った証でしょう。

    孫を自分の息子と勘違いするおじいちゃんですが、長年繰り返されてきた技はしっかりと体が覚えています。
    そして、いのちの大切さを教えることも。
    もしかしたら本当の息子(静一の父)にも、昔何度も見せていたのかもしれません。
    静一の父もきっとそれが分かっていて、静一を預けたのではないかと感じました。

    投稿日:2009/03/26

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  • 緑色

    表紙の緑色に引き込まれてこの絵本を選びました。御爺さんと孫の素敵な日々が丁寧な言葉で綴られているのにとても感動しました。びっくりするくらい簡単に自然に物語の中に入っていけたのでこの絵本の魅力がとても大きいことだと感動しました。御爺さんの生きざまを見た孫が御爺さんの事をとても尊敬のまなざしで見ている所が素晴しかったです。自然と共に生きる御爺さんの山の暮らしを通して主人公の心が色々な物を感じて吸収していくところが胸を打ちました。自然の中で心がどんどん解き放たれていくのに私もとてもリラックス出来ました。祖父と暮らす時間が主人公の人生にとってとても大きな意味を持つ体験になると思いました。

    投稿日:2008/10/28

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  • 一人で生活するって言う事

    一人で生活するって言う事は、誰とも話さないでいつも一人。孫の静一と息子の良一との区別もつかなくなってしまう・・・・・。
    それでも、厳しい山奥での生活はりっぱに今も健在で出来る。
    イタチを殺すことは、「わしも良一にご馳走してやらなくちゃならないから、しっかり働いてもらうことにしたよ」で、おじいさんの気持ちがとても優しく、必要な時にだけわびながら調達していると思いました。
    静一は、おじいさんとの生活で人間らしさを取り戻すと思います。孫が近くにいて毎日孫の顔を見れる幸せを改めてこの絵本に教えていただきました。

    投稿日:2008/10/29

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