読み応えありました。
そして、おなかも満腹気分です。
これは、ケーキ作りの好きなお子さん(最近は男子も多いですよね)と楽しむと良い作品かと思います。
コーラ・リー・メリウェザーの職人の気難しさ・高いプロ意識を髣髴とさせるキャラとケーキと程遠いところにいるようなルックスにクスッとしてしまいます。
幽霊になってからの彼女のほうが、むしろ怖さもあってピッタリなんていったら怒られるかしら。
彼女の死で空き家になった店を買い、新しいケーキ職人が住むのですが、...。
アニーは、幽霊コーラの“胸が一杯になって、涙がこぼれるほどすばらしいケーキ”の注文に応え、このお店で商売をし続けようと懸命です。
私もよく読めていませんでした。
“わたしなら作れるけれど、今まで誰も、わたしには作ってくれなかったケーキをね”の部分を。
アニーがコーラの注文に叶うケーキを完成したところで、心をつかまれ、やられた!って思いました。
アニー・ワシントンとの出会いは、コーラにとって幸せでしたね。
このケーキ屋さんのその後についても、読んでみたいなと思いました。