優しい寝顔のおじいさんと白いかわいい犬の絵にひかれて、手にとってみました。
寒いクリスマスの夜、家のなかはとても暖かそうです。
ただ、ひとりの老人はあてもなく歩いています。でも老人は明るい街が恋しくないのか、どんどん森の方に歩いていきます。
そのあとを、一匹の白い犬がついてきていました。
おじいさんは、その犬に優しくしてあげると、犬は自分は魔法が使えるので、ひとつ願い事をかなえてあげるというのです。
おじいさんの願いは事は、とても心ひかれるものでした。
ひとりでいるのが寂しくない人なんて、きっと、いないでしょう。
次の日おじいさんは、もうひとりじゃなく、朝焼けのなかまた旅にでました。
忙しい毎日で時間におわれているなかで、ふと立ち止まって心がゆったりとする絵本です。