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オットー 戦火をくぐったテディベア」 大人が読んだ みんなの声

オットー 戦火をくぐったテディベア 作・絵:トミー・ウンゲラー
訳:鏡哲生
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年12月
ISBN:9784566008007
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 23
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  •  テディベアーのオットーはデビットの誕生日のプレゼント。友達のオスカーといつも三人で仲良く遊んでいました。その時に付いた紫のシミが今もオットーの顔に残っています。オットーがぬいぐるみであることを忘れそうになる絵です。
     でも幸せなときは続かず、ユダヤ人のデビットは家族とともに強制収容所に。オスカーとオットーもそれぞれ戦火に巻き込まれていきます。オットーの胸の傷は銃弾の痕です。そしてそれぞれ戦火をくぐり、生き残り、奇跡が起こるのです。
     オットーがこの話を残すためにタイプライターを打っている姿が生き生きしていて大好きです。
     4年生の教科書で紹介されているようですが、オットーの視点で描かれているので読みやすいですね。
     

    投稿日:2012/07/09

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    2
  • 平和の大切さ

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    戦争や人種差別で多くの人が苦しんだ事実を、改めて思い起こさせます。
    何の非もないのに犠牲になる子供たち、そしてこのテディベア。
    胸の傷がその残酷さを物語っています。
    最後に帰るべき場所に無事に戻ることができたテディベアですが、正直「よかった、よかった」とは喜びきれない何かが残ります。
    出会いと別れを繰り返し、心身ともにあらゆる痛みを感じてきた過去。
    戦争さえなければ、穏やかに少年とそして家族と共に過ごせていたんですものね。
    平和の大切さを感じることのできる絵本です。

    投稿日:2009/03/24

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    1
  • 戦争は人生を変えてしまう

    • すずらんぷさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子13歳、女の子10歳

    戦争に人生を翻弄された三人、その中のオットーというテディベアの視点から物語は語られていきます。デビッドの誕生日プレゼントだったオットーは、デビッドの友達のオスカーとともに楽しい日々を過ごしていますが、ある日デビッドがユダヤ人を示す黄色い印をつけられるようになってから、オットーの目に映る世界がどんどん変わっていきます。
    強制収容所へと連行されるデビッド一家、兵隊となって戦地へ赴くオスカーの父親、そしてオットー自身も戦争によって爆撃され銃弾を受けます。
    そこから様々な人の手を渡り、なかなか安住の地を得ることの出来ないオットーですが、何十年もたってから、ある出会いを果たすことになります。
    重いテーマを扱っているのですが、この出会いによって読後感は悲しいだけのものでなく、どこか希望を感じさせるものになっています。とはいえ、戦争によって、いわれのない差別によって、罪の無い人々が引き離される世の中はやはり間違っています。楽しい絵本、面白い絵本だけでなく「こんな事実があったんだよ」と伝えることは、私達大人の責任だと感じました。
    小学生以上の皆さんに読んでほしい、そして何かを感じてほしい絵本です。

    投稿日:2009/01/31

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    1
  • 【再投稿】テディベアが語る自分史

    戦争を生きのびたテディベアが、自らを語る絵本です。
    表紙の絵は、決して可愛くはありません。
    胸には大きな傷があります。
    中を読んで、その理由がわかりました。
    オットーと名付けられたテディベアは、ユダヤ人のデビッドと、ドイツ人のオスカーとの友情の証だったのです。
    ヒトラーの政策によって連行されるとき、デビッドはテディベアのオットーに友だちのオスカーのことを頼んだよと、友だちに手渡すシーンが印象的です。
    オスカーにオットーのことをを頼んだのではなかったのです。
    オットーは、戦火の中でオスカーと離れ離れになります。
    偶然であったアメリカ兵の命を助けることになり、有名なテディベアとしてアメリカに渡ります。
    その後の生活は決して幸せではありませんでしたが、再びオスカーとデビッドの再会の仲立ちをすることにをなったのは感動的でした。
    多くの不幸を乗り越えてきたテディベアの自伝です。
    これを実話のように読んでしまうほどに、ウンゲラーの物語は巧みです。
    戦争や人種差別や、様々な歴史背景があっても、灯火のような光に終わる物語には救いがあります。

    投稿日:2024/02/06

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  • テディベアも悲しくなる

    戦争は、誰にとってもいいことなんてありませんね。
    テディベアのオットーも悲しくなるくらい。
    ぬいぐるみだって、落ち着いていられませんもの!
    こういった絵本を読む度に苦しい気持ちになります。
    ハッピーエンドだったので、少しだけ、ほっとしました
    けれども。
    どうか戦争がおこりませんように。
    テディベアのぬいぐるみが、安心して落ち着くことが
    できる世の中でありますように。

    投稿日:2017/06/22

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  • 戦争

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    テディベア オットーの自伝という形の絵本です。
    読んでいてこのお話は本当にあったことなのかな?と思いました。
    強制収容所等も出てきて、重いところもありますが、子どもに読んでもらいたい本でもあります。
    平和について考えさせられました。
    最後がハッピーエンドでよかったです。

    投稿日:2015/06/11

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  • いい話だ…!

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    戦争を題材にしたお話は数多くありますが、テディベア目線のお話と言うのはそうありませんよね。彼こそがまさに戦火をくぐったテディベア、時代の生き証人です。「ぼくからすれば人は誰もが同じ人間なんですけどね…」ほんとそう…。

    投稿日:2015/01/22

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