だるまちゃんが、山にすむやまんめちゃんと仲良くなって遊ぶ話。
2006年刊行。いろんな遊びが出てきて楽しい絵本。
「山姥」と呼ばれて恐れられている存在について、筆者独自の体験と思いを込めた一冊だという。山で自然とともに生活する人に対する尊敬の思いが感じられる。
高齢になっても坂の多い山岳地帯で、自給自足の生活をしている様子が素敵だ。私の祖父母も、高齢であっても、農業などをして自分で自分の食べるものをつくったり、遊びにいって友達と交流したりして、元気に生きていた。自分の仕事や楽しみがあって、活動的に毎日を生きていると、多少不便な生活であっても、結構楽しく快適に健康に生きられるものだと思った。
高齢になったら引退して、静かに余生を過ごすなんてしていると、早くボケたり、足腰が弱ったりして健康も精神衛生もよくないのだと思う。
私もこの絵本のように、なるべく自分で楽しみを作り出したり、身の回りのものを工夫して生活したりして、元気に長生きしよう。
見開きに草の名前と絵が描いてある。こういうふうに、いろんな草花の名前を知って、効能や性質も知っているのは素敵で豊かな人生だと思う。