タケノコごはん」 やこちんさんの声

タケノコごはん 文:大島 渚
絵:伊藤 秀男
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,430
発行日:2015年07月
ISBN:9784591145777
評価スコア 4.74
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    春はたけのこの季節
    ここのところタケノコ料理をよくしていたので
    タイトルにひかれて手に取りました。

    大島渚監督が
    息子さんの宿題
    「親に頼んで、子供時代の思い出を作文に書いてもらってください」のために
    書かれた文だそうです。
    (なんか、すごい宿題。今そんな宿題だしたら、どれくらいの子がクリアできるか・・)
    実話のようにも感じるその文は
    たんたんと戦争の悲しさ(そう、ただ悲しさ)を伝えています。

    ものがたりでは
    日清戦争でクラスの男の子のお父さんが無くなるのですが
    その子が、お父さんのお葬式では泣きもしなかったのに
    クラス担任の男の先生が
    太平洋戦争で招集されていくときに
    「戦争なんか行くな」といって泣くシーンは
    胸に迫ります。
    その時にみんなで食べていたごはんが、たけのこごはん。
    きっと大島監督は
    たけのこご飯を食べるたびに
    このことを思い出されていたのではないでしょうか・・・。

    投稿日:2016/05/01

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