絵のタッチが、私がこどものころに読んだ絵本のようで、とても懐かしい感じがします。
いたずらんぼであばれんぼできかんぼの男の子に、乱暴に扱われるのがいやになったぬいぐるみたちは、家出をします。
でも、後からでてきたねずみから、男の子が泣いていることをしらされ、ぬいぐるみたちの心はゆらぎます。男の子と一緒に過ごした日々。一緒にいる幸せ。
「みんなかえってきてー!」男の子の叫びを聞いたぬいぐるみたちの心は決まりました。
うちの息子たちも、大事にしていたものがあったなあ。見つからなければ泣きながら探していたなあ。今ではもう忘れてしまったけれど。
心にポッと灯りがともった絵本でした。