表紙や市場の魚の並べ方に目を惹かれます。
一匹だったりたくさんだったり、長かったり丸かったり、なんだか数の勉強のようだなぁなんて思ったりしました。
しかも漁師でもなく、魚屋さんでもなく、仲卸という子供にはなんとも説明しにくいビミョーな職業に光をあてているのも面白いと思いました。
また、おばあさんの誕生日会(?)の食事がいわゆるバースデーケーキとかはないけれど、とても手の込んだ和食三昧で、味噌汁の味まで手に取るように分かるぐらいおいしそうに描かれています。
最後のページには魚の解説もあって、細かいところによく行き届いた、でもあまりお勉強っぽくない面白い本だと思います。