濃姫、お市の方、細川ガラシャといえば、戦国時代においてかなり有名な女性といえるでしょう。
その生涯は悲劇的な面も多く、荒々しい男社会の歴史の中で、女性がどんな存在だったのかを垣間見ることが出来るように思います。
この本は少女漫画の色合いがかなり強いですが、話の流れ的にはきちんとしており、歴史の流れをつかむ上では良いと思います。
ただ女の子受けを意識し過ぎているせいか、戦国時代にはありえない髪型をしていますし、髪の色も金髪や紫色はさすがに違和感があります。
伝記漫画という大きなテーマがあるのですから、髪の色が全員黒くても違和感はない筈です。
これを正しいと思ってしまうと、後々正しいものを見た時に逆に違和感を感じてしまうと思うので、ファッション面でもきちんと時代考証を考えた方が良いのではないかと思いました。