題名と表紙ですでに脱力系。
アフリカの森のライオン、ルル。
ある朝、目の前に落ちてきたあめ玉を食べてしまったルルは
声が変わってしまったのです。
こねこのような「ニイ・・・」。
すっかりしょげてしまったルルは、こうさぎと出会いますが・・・。
後半も実に唖然の展開なのですが、何かゆったりとした読後感でした。
案外、日頃お疲れの大人向けかもしれません。
川泳ぎのライオン、涼しげでしょ?
何より、和田誠さんの絶妙な絵が素敵なコラボレーションです。
今江祥智さんが1956年に初めて書いた童話だそう。
当初は長新太さんが絵を描いていたようですが、そのバージョンも見てみたいですね。