強風の中をお母さんは買い物に出かけます。
留守番する姉弟が始めたしりとりは、聞こえる風の音に刺激されてか、二人の日ごろの関係によるのか、意地の張り合いで、とてもワイルドです。
それをなんとも言えない絵で、効果バツグンに演出するシゲリカツヒコさんの絵は圧巻です。
「ろ」で始まる言葉に関しては、絵の中にいっぱいヒントがちりばめられていて、楽しくなってしまいました。
「うめぼし」から「しお」で終わるページは、お母さんのお買い物袋に入った商品でしょうか。
家を頭に乗せて飛んで帰って来たお母さんの頭に、するめが乗っているのを見て、そう思ったのですが。
頭の体操のような絵本なので、大人にもお薦めです。