この絵本は「経済の基本がわかりやすく楽しめる絵本」というコンセプトでつくられたらしいです。
このごろは本当にいろいろなジャンルの絵本が出版されますよね〜。
といっても、この絵本が作成されたのは1979年だそうですが、単行本としてちゃんと刊行されたのは2008年のようです。
しかも、イラストが五味太郎さんなので、ページをめくっても、「経済を習っている」という感じではなく、普通に面白い絵本でした。
これは玉川大学の編集を行った方の制作力や、五味さんの表現力のなせる技なのかもしれませんね。
読んだ感じでいくと、幼稚園くらいのお子さんが読んでも十分楽しめると思います。
ただし、あまり小さいお子さんが読んでも、これのどこが「経済の本」?と、思ってしまうかもしれませんが、
考え方の基礎みたいのがいつの間にか理解できるという点では二重丸ですごいなぁと、感心しました。