もしも、こぶたにホットケーキをあげると・・・、ああ、大変な事になってしまいますよ。
だってもしもあげたりしたら、次はシロップが欲しいと言って、次はシロップでべたべたになった体を洗いたがって、その次は泡風呂にして欲しがって、そのまた次は・・・・切りがありません。
でも、主人公の女の子、「〜って、いうでしょ、で、次は〜って言うにきまってる」と、呆れた風を装っていてもその実楽しんでいるんでしょうね。「〜だから、あげない!」とは決して言いません。
とことん、こぶたちゃんに付き合ってあげます。感心です。
こぶたにわが子たちを重ねつつ、「私はここまで付き合ってあげらんないわ〜」が、正直な感想。
こういう、繰り返しの文章を使っり、前の文に掛けて次の文が出来るようなお話は、読み聞かせにもぴったり。
半分予想がつくような場面でも楽しんで聞いてくれますし、次はどうなるんだろうと興味を持ってくれたりして、読みやすいですね。
小学校低学年までが特に向いている絵本だと思います。