先週とうってかわって、今週は真冬並みの寒さが戻ってきました。
三寒四温・・・寒い日と暖かい日を繰り返しながら、
春が近づいてくるのを、今か今かと待っています。
私は、ろうそくの小さな炎を眺めるのが好きです。
特に、今日のような寒い日は特にそう思います。
炎を見ていると、体も心もあったかくなってきます。
ある日、山の中で道に迷ってしまったぼくは、
吹雪の中、とても疲れて、ドアのついた一本の大きな木の前にたどり着きます。
ドアの向こうには、赤々と燃える暖炉があって、
動物たちが、体を寄せ合って休んでいました。
全体的に暗めですが、暖炉のわずかな明かりによって、
暖かさは感じられます。
ぼくに向かって坦々としゃべるうさぎ。
その言葉ひとつひとつ、メッセージ性を感じます。
内容が深く、どちらかといえば大人向けかな。
疲れてしまった大人へ。
「疲れた時は、休めばいいんだよ。
無理しないで、じっとしていれば、元気になるよ。」
時には立ち止まって、まわりの人たちにそっと寄り添って、
人の温もりを感じるのもいいのかもしれません。
この絵本を読んで、きっと癒される人は多いと思います。