戯曲『森は生きている』を、小さい子ども向けのお話にした絵本です。
私自身こんがらがってしまったので整理すると、もともと、スロバキアの民話「12つきのおくりもの」があり、それをもとに、マルシャークという人が戯曲『12の月(邦題:森は生きている)』を書き、その戯曲を絵本にしたものが、本作『12つきのおくりもの』ということになります。
デザイン性に富んでいる絵が、とてもいいなと思いました。色使いも明るくて、やさしくて、観ていてほっとします。杉田豊さんの作品を、もっと読みたくなりました。
お話は、わかりやすいのですが、ところどころ飛んでいるので、「あれ?ページを二枚めくったかな?」と思うことがありました。子どもたちと読むならば、もう少し大人向けの本で、予め内容を確認したほうがよさそうだと思いました。