最近うちの下の子は、「本を読む気分じゃないの」と付き合ってくれないので、上の子と読むことが多いです。
絵本は2009年4月に発売されたばかりでとても新しいものですが、このお話は「語り・ストーリーテリング」用によく使われる本に載っています。
で、たまたま絵本を読む前に勉強会で、一緒にやっている仲間が語ってくれて、知っていたお話です。
絵本の方は、「語り」のテキストとは少し違ったストーリーですが、これはこれ、絵本として大変面白かったです。
(でも、興味のある人は語り用のお話も読んでみてください。「しろいりゅう くろいりゅう」という中国の昔話の本の中に「ねこ先生のトラのおでし」という題名で載っています)
大島さんのイラストがとても素敵でした。この猫とってもチャーミングです。
このねこのおっしょうさまを見ていたら、大島さんのイラストで「長靴をはいた猫」を読んでみたくなりました。
これは読者の勝手な希望ですが、いつか描いてくれたら、手に入れたいです…。
このお話の面白さはちょっと間抜けなトラが、ねこの弟子になって、獲物の取り方を特訓してもらうところです。
そしてラストがとてもいい!
小学校中学年くらいからがお薦めではないでしょうか?