まず、素敵な装丁です。箔押しのタイトルは
ひかえめな金色で美しい。
絶滅した動物のドードーの悲しげな表情も気になるところ・・・
この電車にはいろんな動物が乗っていて、
人間も乗っています。
4桁の番号が書かれた駅で動物たちが下りていく。。。
その動物が絶滅した年号なのです。
なんとも胸が締め付けられる・・・
人間もいつまで乗っていられるのか?という問いかけにも
心が痛みます。
静かな静かな絵本ですが、訴えかけるものが大きく、
読み終わった後に、あああ、叫びたくなる感じです。
温暖化をひしひしと感じる昨今、本当に
どうなっちゃうんだろう・・・と・・・
でも、これは、子供たちに読み聞かせをする価値がある
美しくもかなしい、でも、最後に希望の光も
見える絵本です。