
【絶滅してしまった動物たちを描いた創作絵本】広い大地を走る汽車。汽車には、ドードーの紳士、卵を大事に抱えたオオウミガラスの夫婦、リョコウバトの団体客など、たくさんの乗客が乗っています。その中に、お父さんと旅をする男の子がひとり。男の子は車内をまわって、動物たちと会話をしたり、つぶやきを聞いたりします。しばらくすると、汽車が駅に止まり、ドードーの紳士が下車していきます。その後も駅に着くたびに、乗客がひとりずつ降りていき、徐々に車内は寂しくなっていきます。

絵本の醍醐味は、絵解きと物語。小学校の特別学級の子どもたちは、そのどちらも、楽しみにしていてくれる。表紙を見たある子は「なんか怖そう…」と口にした。いろいろな生き物に詳しい子は「ドードーだ」と楽しみな感じだった。読み進めると、謎の暗号のような駅が出てくる。子どもは「わかった、タイムリープだ!」と声をあげた。最初は図鑑を読むような心地。そのうちに推理な感覚に自然と移っていた。あちこちにちりばめられた、さまざまな衣装や小物からも読み取れるメッセージ。もちろん主題はきちんと設定されているが、それが読み取れなくても存分に楽しめます。 (アオスジアゲハさん 40代・ママ 男の子12歳、女の子10歳、男の子8歳)
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