キツネくんとオオカミくん、おなじみの二人の楽しい海辺での一日が描かれていました。つい見栄を張って大きなことを言ってしまったオオカミ。うまくいかずにイライラして、かんしゃくを起こしそうになりますが、キツネくんの(天然とも思える)一言で救われます。
特にスケールが大きくて、その上細かな遊びがいっぱい散りばめられている挿絵に感動です。キツネくんが初めてみる海が、深い色合いで素敵に描かれていて、ずっと見ていたくなる衝動に駆られました。また、マンガ風に小さい絵がコマ割りで並んでいるというのも新鮮。たくさんのおむすびをつくって、海に出かける準備をするキツネくんとオオカミくんの楽しそうなこと!また、釣りの場面では対照的な表情が楽しいコマ漫画になっていて、さらに笑えました。
一緒に読んでいた5歳と7歳の娘は、オオカミがつったタコ家族の姿を不思議そうに見つめた後に大爆笑でした。
家族みなで楽しめるこのシリーズが大好きです。