目下ストーリー性のある本に傾いている年長の娘には、
絵の量も字の量もちょうどいい読み物だったようです。
借りてきた日に、黙々と自分で読み終え、
次の日に私が読み聞かせました。
この夏、娘は、小学生の自然体験プログラムに、夫と飛び入り参加させてもらいました。
現地に着いたら夫は見守るだけ。
小学生のお姉さんの後にくっついて、あれこれ教わりながら遊んだようです。
このお話の中の、「なほちゃん」と、年上の子たちの関係、
そして、それを見守る「ともこおばさん」。
本来、大人と子どもの間には「年上の子ども」というワンクッションの存在が必要で、
大人はそれをさりげなくサポートする存在なのだということを、
改めて感じました。
体裁、内容、読みやすさ、3拍子揃った良書だと思いました。