飄々とした絵が印象的な村上康成さんですが、
今作がデビュー作。
実は自然派アーチストだったのですね。
自然へのまなざしの鋭さは感じていましたが、なるほど、その視点に納得です。
今作は「ヤマメのピンク」三部作の第1作目です。
自然界の中での生存競争が、ヤマメの視点で描かれます。
川で生まれたヤマメの子ども達。
ピンクのひれが自慢の「ピンク」が主人公。
おなかペコペコのピンクがえさをとるところや、
えさを横取りされたり、天敵に狙われたり。
ピンクも実は釣り人に釣られるのですが・・・。
このあたりは、大人の解説が必要かもしれませんね。
しっかりと描かれた生存競争、しっかりと見届けたいですね。