副題として「戦火をくぐったテディベア」とあり、表紙の絵に引かれたこともあり、息子と読んでみました。
後で、絵本ナビの紹介欄を見たら自伝的な要素がある作品と知りました。
戦火をくぐり抜けたテディベアの数奇な運命にとても心惹かれました。
デビッドが「ユダヤ人」として黄色い星を胸につけなくてはいけなくなった場面では、ユダヤ人の迫害のことを思いました。
息子にとっては人種差別があったということもまだ知らない歴史でした。
子どもの大切な玩具として愛される存在のテディベアが、このような運命をたどらなくてはいけなかったことは、とても哀切な思いでした。
平和であることのありがたさを思うと共に、このような歴史もあったことも忘れずにいたいし、子どもと一緒に知っていきたいと思いました。