ほるぷ出版の声にだすことばえほんの一冊です
明治時代の名作「我輩は猫である」のなかの猫の日常を抜粋して
絵本にしてある 今はなかなか読まれなくなった本ですが
実におもしろい 自然と笑いがこみあげてくるのです
特に からだの大きな猫に 「おめえは今までに鼠を何匹とったことがある?」と聞かれて 「実はとろうとろうと思ってまだ捕まらない」と堂々と答える主人公にがんばれとエールを送りながら おもしろくてこみあげるおかしさに顔が緩んでしまう
明治時代の言葉使いが 現代の子供たちに どこまで理解できるか少々不安であるが 是非とも 高学年の読み聞かせで読んでみたい作品です