しゃんぐりら☆

ママ・40代・その他、女の子22歳 女の子14歳

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しゃんぐりら☆さんの声

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なかなかよいと思う ちょっぴりうらやましいな☆   投稿日:2012/11/24
わらしべちょうじゃ
わらしべちょうじゃ 文: 石崎 洋司
絵: 西村 敏雄

出版社: 講談社
 娘の感想第一声は「わら一本でお金持ちになれたなんて羨ましいな」でした。
 このお話は心優しい貧しい男がたった一本のわらしべを次々に他の物へ交換していき、最後はお金持ちになる楽しいお話です。

 決して楽して富を得たラッキーな男の話ではなく、根本には人に優しい正直者の男であったがための結末であることが、作者のやさしく素朴な絵タッチから伝わってきます。

 もうひとつのお話、「しおふきうす」からは、欲深い兄と正直者の弟という比較からさらに性根に富が密接に関わる、という昔話の鉄則(ルール)が見えてきます。

 なぜいつも昔話って古今東西、兄姉がいじわる、弟妹がや優しいという設定なのか長子同士の父母娘、家族会議となってしまったところに☆ひとつ問題提起とさせていただきます。

 わらしべが次にどんな物に変わるのか、ページをめくる楽しさがあり、その楽しさに子供たちもにっこり笑顔。
 どこかのんびりしたみんなに好かれる顔の主人公ですよね。
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なかなかよいと思う 美しい絵に魅了されました   投稿日:2012/11/24
つるのおんがえし
つるのおんがえし 文: 石崎 洋司
絵: 水口 理恵子

出版社: 講談社
まず石崎洋司さんの素晴らしい表紙にはっと息を飲みました。
心の中に思い描くイメージととても近い気がしました。
鮮やかで凛とした世界観です。

誰もが知っている有名なお話、「つるのおんがえし」。
哀しくはかないお話をそのまま変えることなく、
シンプルな言葉でかなだけでつづられた絵本は、小さい子も大人も
ページをめくるごとにその世界に引きこまれていきます。

城内の華美で派手な様子は少々極端かとも思いましたが、
追い詰められていく様子を伝えるには絶妙な効果となっているかもしれません。

読み終えた後、そのあっさりとした終わり方にかえって余韻が残ります。

鶴の織る布がどんな柄なのか、そこだけ各々の思い描くイメージもあり
個人的に☆ひとつ分減らしました。
子供にもどんな柄かを絵を描かせてみてもいいかもしれませんね。
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なかなかよいと思う 小学校の読み聞かせに利用しました   投稿日:2012/11/19
さっちゃんのまほうのて
さっちゃんのまほうのて 作・絵: たばた せいいち
出版社: 偕成社
生まれつき指のないさっちゃんのお話。

低学年の読み聞かせの会に使わせていただきました。
内容は重く、話もやや長めなので子供たちがどう受け止めるだろうかと
不安がありました。

おとうさん、おかあさんの優しい言葉にぐっときます。
小学生になっても大人になっても変わらない手。
けっしてごまかさず、でもさっちゃんにも分かる言葉で
かたくなった心を少しづつ溶かし手ていくようなお話でした。

「まほうの手」この素敵な言葉にさっちゃんが強く明るく育っていく姿が目に浮かぶようです。

真剣なまなざしで聞き入る子供たちの心にも
きっと何か 響いたのではないでしょうか。
参考になりました。 1人

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