とくべつ小さなごみ収集車。
それがぱっくん。
ごみ収集車パッカーズのみんなより、
からだは一回りも小さいけれど。
毎朝、仕事は一緒に出発です。
今日は燃えるごみの日。
きれいにするぜ、まちじゅうのごみをあつめるぜ!
車庫からみんなの元気な歌声が聞こえてきます。
ところが問題がひとつ。
昨日からの大風で、町中にごみが散乱しているのです。
いつもまとまって置いてあるはずのごみ置き場から吹き飛ばされてしまったようなのです。家の間の狭い路地の奥までごみを回収できるのは…!?
さあ、小さなからだのぱっくんの出番ですよ。
その颯爽とした働きっぷりに、町中のみんなもほれぼれして…。
今、子どもたちに人気のある車と言えば、「ごみ収集車」なのだそう。ちょっと意外な気もするけど、考えてみれば当然です。週に何度も、朝から元気な作業員さんの声と共に家の前にやってきて、バリバリごみを積み込んでいき、あっという間にきれいにしていってしまうのです。子どもたちは、やっぱり生き生きと働く姿が好きなのです。
そんな中でも、小さいながらに大切で特別な役割を果たすぱっくん。愛らしいキャラクターも相まって、あっという間に子どもたちの人気者になってしまうのでしょうね。明るく元気な乗り物絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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