遅刻した!急いで教室に向かったけど……先生に怒られた。
1時間目の授業の準備。ランドセルの中を探したけれど、筆箱を忘れた……。
体育の時間はドッジボール。よそ見をしてたらボールが直撃!
……そろそろ負の連鎖は終わるんじゃ?と思いながらページをめくってみたところ、まだまだ、まだまだ。席替えでは好きな女の子と離ればなれになっちゃうし、給食では苦手なメニューが出るし。家に帰り、布団に入る一日の終わりまで……もう最悪、最悪!
何をやってもツイてない、どう足掻いてもうまくいかない。ありますよね、こんな日。みなさんなら、どうしますか?主人公の男の子は、とにかく嘆いています。最悪、最悪!って。
その姿を追っていくうちに、気の毒というより、なんだか可笑しくなってきちゃうんです。あるある!辛抱だ!で、次の最悪はなんだろうねぇ?なんて。
「最悪」に出くわした子どものリアルな心持ちをサトシンさんが切れ味よく、そして山村浩二さんがユーモアとウィットを込めて描き出しています。
個人的には、牛乳を飲んでいる友だちを笑わせようとして起きた想定内の大惨事がツボ。そんな小学生あるあるも詰まった、子どもたちの明日へのお守りになりそうな一冊です。
(竹原雅子 絵本ナビライター)
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朝から晩まで、ツイてない。
ふんだ! わすれた! おこられた!
なにをやっても、ぜんぶ裏目。
ちこくに始まり、忘れ物、失敗、トラブル、先生に叱られ、校長先生にも怒られる――。
「今日にかぎって!」が止まらない、まさに“さいあくないちにち”。
そんな子どものリアルな感情を、絵本作家・サトシンが鋭い言葉のリズムで描き出します。
短く、強く、くり返されるフレーズが、子どもの心の叫びをそのまま代弁。読み聞かせでも、抜群のテンポを生み出します。
絵は、世界的アニメーション作家・山村浩二。
大胆な構図と躍動感ある画面が、主人公の感情のアップダウンを視覚的に増幅。ページをめくるたび、笑いと共感が押し寄せます。
これは説教の本ではありません。
失敗をきれいにまとめる本でもありません。
ただ、「ついてない日」を思いきり笑い飛ばしちゃう、“さいこうのえほん“です!
全国の「今日はもうダメだ」と思っているきみへ。
読み終えたとき、きっとこうつぶやきたくなる。
――あしたは、きっと大丈夫。
落ち込んだ日の“お守り”になる一冊!
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