ホカリさんと ふゆの おくりもの
- 著:
- はせがわ さとみ
- 絵:
- かわかみ たかこ
- 出版社:
- 文溪堂
絵本紹介
2023.12.25
毎年、2週間前後ある「冬休み」。2週間と聞くと長く感じますが、大掃除や3学期に向けての準備、塾の冬期講習、お正月の帰省や旅行とイベントの予定を入れていくと、あっという間に過ぎてしまう印象もあります。日中バタバタと過ごしていても、日没が早くやってくる分、夜の時間が長く、何をしようか、暇を持て余してしまう人もいるのではないでしょうか。そんな冬の夜は、あたたかい飲み物をお供に、ちょっと気になる児童書を手に取ってみるのはいかがでしょう。
この書籍を作った人
1980年静岡生まれ。絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ。2012年、第18回おひさま大賞最優秀賞を受賞。絵本に「とんでったぼうし」(おはなしプーカ 学研)、「おばけのドレス」(絵本塾出版)、「こうくんとちいさなゆきだるま」(小学館)、「のはらでまたね」(文溪堂)などがある。
この書籍を作った人
1967年東京生まれ。セツ・モードセミナー卒。キュートで自由なイラストレーションと独自のワールドが魅力の絵本を多数発表。著書に「とこちゃん」シリーズ『わたしのおへやりょこう』(フレーベル館)『ひかりのつぶちゃん』(ビリケン出版)『かんさつだいすきかんこちゃん』(小学館)『たまちゃんのすてきなかさ』『おはようミントくん』(偕成社)、さし絵の仕事に「きいちゃん」シリーズ(ポプラ社)『モコちゃん』(佼成出版社)などがある。
出版社からの内容紹介
だれの心ももともとは、すみきった青い空だったにちがいない。青空には、国籍もなければ、差別もなく、偏見もなく、いじめもなく、戦争もない。日本と韓国、日本と朝鮮半島の間で、過去になにがあったのかを、子どもたちに正しく話すことができる大人になってほしい。そして、過去にあったことがいまなお差別やいじめをうむ根っこを断ち、ひとりひとりの違いを認め、受け入れ、尊重しながら共に生きる社会をつくってほしい。そんな作者の願いが込められた作品。
「わからないだろうなぁ、日本社会で、自分が日本人であるということを、砂つぶひとつほども疑ってみたことのないだろうあなたには、到底、わからないでしょう。ま、わからなくて、当たり前だけれど。」在日朝鮮人二世の男性との出会いが中学生・空奈の心を大きく揺さぶった。「日本社会にはね、朝鮮人に対する根強い差別があるんだね。昔は仲良くつきあっていたこともある両国なのに、なぜなんでしょう。」差別。いろんな差別。腹立たしい差別。醜く、根強い差別。「日本をいい国にしていくためには、差別や偏見や憎悪のない社会を作っていかねばならないのだと。大人にはもう何も、期待していなかった。でも、子どもたちには期待していた。これからの日本を作っていくのは、子どもたちだから……」こんなこと、学校では教えてくれなかった。けれども「教えてくれなかった」ことは「知らなかった」の言い訳にはならない。みずから、知ろうとしなくてはならないのだ……。母が韓国人である、ただそれだけの理由でいじめられた少女。車椅子の少年が日本を離れアメリカで感じた自由。三つの短編が織りなす、差別のない社会を希求する力強い物語。
この書籍を作った人
小説家、詩人、児童文学作家。1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)がボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』(金の星社)が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に選定される。その他の児童書に『きみの声を聞かせて』(偕成社)『いつも心の中に』(金の星社)『あんずの木の下で』(原書房)『お手紙ありがとう』(WAVE出版)『くろくまレストランのひみつ』(金の星社)『ねこの町のリリアのパン』(講談社)など多数。
この書籍を作った人
1965年、東京都生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業、同大学院修了。絵画作品による個展を毎年開催するほか、グループ展、出版など幅広く活躍。絵本に『ぼくのシチュー、ままのシチュー』(ハッピーオウル社)、『おへやだいぼうけん』(教育画劇)、『げんくんのまちのおみせやさん』(徳間書店)、『権大納言とおどるきのこ』(偕成社)、挿絵作品に『バレエ名作絵本 くるみわり人形』(石津ちひろ/文、講談社)など多数。
出版社からの内容紹介
『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』で話題をさらった丸山正樹氏、初めての児童書『水まきジイサンと図書館の王女さま』に続く第2弾。
コーダである手話通訳士の再婚相手の子ども、美和が主人公。美和の仲良しの英知は、前作最後で引っ越し、転校してしまった。場面緘黙症の英知とは手話で会話をしていた美和は、転校後は手紙でやりとりを始める。美和には妹ができ、ほんとうのお父さんではないアラチャンをなんと呼べばいいか考えているうちに、いろいろと悩み始める。一方いつもいく床屋さんで止まったままの大きな掛け時計が気になり、英知との手紙のやりとりのなか、全てが微妙にからみあっていく。手話でのコミュニケーションの重要性への理解も深まり、子どもたちに向けて知ってほしいテーマがさりげなく盛り込まれた作品。巻末に手話の説明付き。
この書籍を作った人
オンラインゲームの開発者およびデザイナー。ワシントンD.C.で育ち、1995年よりニューイングランド地方で暮らしている。妻ジュリー、二人の息子ウィル、グラントともにマサチューセッツ州南部在住。2009年度アメリカTIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選出。
この書籍を作った人
東京で日本語、英語、台湾語を聞きながら育つ。子どもの誕生を機に、児童書の翻訳や創作をはじめる。『木の葉のホームワーク』(講談社)で第60回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。翻訳作品に「グレッグのダメ日記」シリーズ(ポプラ社)、「ワンダー」シリーズ(ほるぷ出版)、『ドッグマン』(飛鳥新社)、『木の中の魚』(講談社)、『ちっちゃなサリーはみていたよ』(岩崎書店)などがある。東京都在住。
出版社からの内容紹介
パーチャンス村に住む11歳の少女ウィロディーンは、5年前に火事で家族を亡くし、近所の老女2人に育てられている。
村は、小さなクマのような体に羽をもつ動物ハミングベアが越冬のために飛来するので有名だが、近ごろ数がへっている。おまけに土砂崩れや山火事などにもみまわれ、観光客はへるばかり。
ウィロディーンは1人で森を歩くのが好きで、かわいいハミングベアよりも、牙やかぎづめを持ち悪臭をはなつ動物サケビーのほうがお気に入りだ。
けれどサケビーは、観光のじゃまになるからと村の猟師たちに駆除されている。ウィロディーンは村の議会で、サケビーを撃つのをやめてほしいと訴えたが、聞き入れてもらえず、人形作りが得意な少年コナーがくれたサケビーの人形を抱きしめながら、怒りの涙を流した。
すると、ふしぎなことがおこった。どこからか、本物の赤ちゃんサケビーが現れたのだ!
ふしぎな動物たちと大いなる自然の物語。