- うんちっち
- 作:ステファニー・ブレイク
訳:ふしみ みさを - 出版社:あすなろ書房
うさぎの子が言う言葉はただひとつ。いつでもどこでも、うんちっち。ところがある時・・・。子どもたちへの読み聞かせで大人気!フランスのロングセラー絵本。
●お父さんが待っていた!? いけないうさぎの子「シモン」の絵本
───くりかえし出てくる「うんちっち」の声色を変えて読んで聞かせるだけで子どもが大喜びする本(笑)。まずは「うんちっち」しか言わないうさぎの男の子シモンのお話から聞かせてください。

───「うんちっち」と言うときのシモン、何も考えていないような確信犯なような、にくたらしいというか可愛いというか何ともいえない顔! この顔で一気に子どもたちを味方につけてしまいますよね。
「うさぎのこは、ことばをたったひとつしかいえませんでした。それは・・・」(1ページ目を開いています)
「うんちっち」!
「ぼうや、おきなさい!」といっても「うんちっち」
「ちびすけ、ほうれんそうをおたべ!」といっても「うんちっち」
うさぎのこをたべてしまったオオカミも・・・「うんちっち」
───そんなシモンがある日オオカミにぺろりと食べられてしまって、お腹が痛くなったオオカミがお医者さんを呼ぶと、その医者はなんとシモンのお父さん! さあどうなる?・・・とドキドキします。
フランス語で「うんちっち」は何ですか? もともとはどういう言葉を訳されたんでしょうか。
───じゃあ、「うんち うんち」と言ってるようなものなんですね(笑)。