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ある夜、若者が墓場のそばで野宿をしていると、闇の中から足音が聞こえてきます。おばけのトッケビです。若者はお墓の中の死んだじいさんのふりをして、なんとか窮地を切り抜けようとしますが、トッケビは「生き返らせてやる」と言ってききません。しかも村の娘の命を奪い、その命をじいさんに与えてやろうというのです。はたして若者と娘の運命は……? 韓国・朝鮮ではおなじみのユーモラスなおばけ、トッケビの物語です。

表紙の絵がちょっと怖いですが、内容はおもしろいです。
トッケビに死人と間違えられ、なりきる若者はなかなかの知恵者です。
トッケビが生き返られてやるといって、若い娘のいのちをくれます。
若者はそれをちゃっかり利用して幸せになります。
日本にもよく似たような話があります。
その地域にあった話に変化していくのでしょう。
お話の生命力はすばらしいです。
近くの国のようすを知ることが出来る絵本を、子どもたちに読んでもらいたいです。 (おるがんさん 40代・ママ 女の子、男の子)
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