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ぐるぐるまわって飛ぶうちにきいろいことりは、なにを見たでしょう。 牧場のにわとり、うし、ぶた、ほし草小屋……。
辰年の今年、龍・ドラゴンにちなむ本が展示されていてその中で見つけたものです。
福音館書店の昔話というと、読んでいない本でもこんな本があるということはある程度把握していたつもりだったのですが、この本の存在は全く知りませんでした。しかも、再話のお一人は松居直さんなのに。
龍にさらわれるシャオホンメイというお姉さんが鍵だし、不思議な存在だなあって思います。
さらわれる時に、自分を助けられるのはまだ生まれていない弟というのは、このシャオホンメイは予知能力があったのでしょうか。
生まれてきたヤンメイズというのも桃太郎のような男の子。連れ去られた弟を助けるという逆バージョンの『マーシャと白い鳥』のような昔話を連想しました。
こちらの昔話の方が古いのかもしれませんが、いろんな昔話の要素が感じられ、また龍を退治ということでスケールの大きな昔話だなあと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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