
ピノキオがうそをつくたび、はなが のびていきます!
「正直で勇気のある優しい心を持ったとき、本当の人間になれるのです」。星の女神から命を吹き込まれたピノキオ。ある日、ピノキオが嘘をつくと、鼻が伸びていってしまいます。イタリアの名作を、いもとようこの美しい絵で伝えます。

ピノキオの物語が、障碍者を差別した内容だと議論されたことがあります。
障碍者の福祉施設に働く者としては、再会するまで随分と時間がかかったような気がします。
でも、いもとさんの作品だからか、あの先入観と偏見が何だったのか、全く感じさせないハートフルな作品なので、正直力が抜けてしまいました。
嘘をつくと鼻が伸びる、遊んではかりいるとロバになる、ちょっと気になる部分もありますが、現代っ子が真剣にとらわれる部分ではないと思います。
いもとようこさんの優しい世界を、そのままに受けとめたいと思いました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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