ルラルさんシリーズを読むのは、3冊目です。
どのお話もじんわりと沁みるものがあるお話なのですが、この絵本は亡くなったおじいさんからもらった釣り竿が登場します。
おじいさんと釣りに行く約束をしていたけど、おじいさんは亡くなってしまい、なんとなく釣りに行きづらいルラルさんの気持ち。
それでも、釣り竿を庭で振っていると、仲良しの動物たちが湖で釣りをしようと誘ってくれます。
流れに任せて釣りに来て、大きな魚を釣り上げそうになるけれど、結局ルラルさんは釣り上げられませんでした。
ルラルさんは残念がるのかと思いきや…。
最後のルラルさんの表情を見ていると、言葉ではうまく言い表せないのですが、なんとなくこれで良かったんだなぁということが伝わってきました。
大人だからわかる感覚なのかもしれません。