おにたのぼうし」 みんなの声

おにたのぼうし 作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1969年7月
ISBN:9784591005293
評価スコア 4.69
評価ランキング 2,011
みんなの声 総数 57
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57件見つかりました

  • 子どもの頃の国語の教科書に載っていた話

    子どもの頃の国語の教科書に載っていた話です。

    節分の時期に、2年生のクラスの読み聞かせに読みました。
    所要時間は7〜8分。

    おにたは本当は優しいオニでした。
    なのに人間はオニだというだけで全部悪いと決めつけている。

    おにだって、いろいろあるのに、おにだって…
    というおにたの言葉が胸に刺さります。
    読んでいると涙が出そうになります。

    私はこの話大好きですが、読み聞かせするには少し難しかったかな。
    反応は薄かったです。

    投稿日:2018/05/29

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  • どんなにがんばっても

    優しくて、一生懸命なおにたの気持ちが、切なくて
    さびしいです。
    女の子はおにたにとても感謝していたから、おにたのことを
    神様だと思ったのでしょう。
    でも、おにたは、鬼の子。
    さびしいですね。
    いわさきちひろさんの絵がすばらしいです。

    投稿日:2017/02/23

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  • せつない

    鬼というだけで、良いおこないをしても
    人にはわかってもらえないおにた。
    鬼であることを隠して、貧しい女の子に最大の優しさを与えても
    まめまきをしたいと言われ、
    ショックのあまり消えてしまったおにた。
    まめにかわってしまったのか、
    帽子だけを残して、、、。
    おにたの報われない思いに悲哀を感じます。

    投稿日:2017/02/11

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  • 鬼にも色々あるのに

    節分の日に鬼がやって来ると聞いて怖がっている息子に、怖い鬼ばかりじゃないんだよと言って読んであげた絵本。節分の夜、優しいおにたが豆まきをしていないおうちをようやく見つけたと思ったら、そのおうちに住む女の子も哀しい思いを抱いていました。二人が心を通い合わせたと思ったら、女の子の一言がおにたの心に致命的な傷を残して…。いわさきちひろさんの美しい絵と、いつまでも余韻を残すあまんきみこさんの語りが見事にマッチした、哀しい節分のお話です。

    投稿日:2016/01/21

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  • 心温まります。

    いわさきちひろさんの絵がとても味わい深く素敵です。
    「おに」というと悪者や悪役のイメージが強いですが,この絵本の「おに」である「おにた」はそんなおにのイメージとは全く違い,優しさと切なさが溢れています。
    心温かくなる,親子で読みたい絵本ですね!

    投稿日:2015/06/03

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  • 節分の日の夜の、切ないおはなし

    小学校1年生の娘が、この絵本を節分の日に、担任の先生に読んでもらったと教えてくれました。
    節分の日の夜に、角隠しの帽子をかぶって、病気の母親の看病をする女の子の家へたとりついたおにのおにた。何も食べていないその女の子のところに食事を届けます。
    今まで人間の前に姿を現したことがなかったおにたが、女の子に食事を届けたくて初めて人間の前に姿を現したにもかかわらず、おには悪い存在であると決めつけた女の子の一言で、悲しみのなか姿を消すことになります。
    何とも悲しく切ないおはなしですが、やわらかい水彩画によって優しい雰囲気がいっぱいに広がっている気がします。

    投稿日:2015/02/03

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  • 美しい心

    2歳10カ月の孫に読んであげたのですが、最後まで静かにしていて聞いていたので、なにか感じることが出来たのかなあって嬉しかったです。いわさきちひろの美しい絵が、美しい心、おにたの優しい心、思いやる心が切ないです。鬼にも優しい鬼がいるんだと思いました。女の子のように、貧しくても心は貧しくないようになりたいと思いました。

    投稿日:2015/01/27

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  • 人は見た目が大事とは言いますが・・・

    教育番組の読み聞かせでやっていて
    途中までしか見られず、続きが気になり借りてきました。

    女の子も、おにたも、なんて心優しいのでしょう!
    女の子がお母さんについた嘘も優しさがあふれていますが
    それを本当のことにしてあげるというおにたも素敵です。

    人は見た目が大事とは言いますが
    おにたの「鬼にもいろいろあるのにな・・・」という一言。
    本当に切なかったです。
    帽子を被らないといけないおにた。
    こんなに中身は素晴らしいのに鬼の角があるばかりに・・・
    やっぱり見た目は大事だとある意味納得させられました。

    息子は「いいお話だったね〜」と満足そう。
    おにたの心が揺れ動くのまでは理解できていない様子でした。

    投稿日:2014/03/10

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  • こんな美しい節分も。

    とても有名な物語ですし、購入した時に本についていた帯にも『教科書』と言う文字があったので大抵のママなら読めばすぐに思い出すでしょう。
    私も長い事忘れていましたが、本屋に並べられていた『いわさきちひろ』さんの素敵な絵に誘われ手に取ったらすぐに思い出しました。 
    そう 降り始めの雪の様な儚さのある、あの小さくて美しい物語。

    3才の娘にとっては初めての『切なさ』という感情との出会いです。
    読んであげた後どんな反応をするかとても気になったのですが、そっと見ると言葉の余韻を噛みしめているといった感じに身動きせずじっと静かにしていまた。3才なので、どこまで理解してどこまで受け止めれているのかわかりませんが、また少し大きくなって感想がうまく言葉で表現できるようになるのが楽しみです。

    子どもの心の成長のお供になりそうな素敵な絵本です。

    投稿日:2013/02/20

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  • 心優しい鬼

    2年生の娘が、学校で『泣いた赤鬼』を学習しているようです。
    同じような、心温まる鬼の話はないかとさがしていて
    この本にめぐり合いました。

    あまんさんの優しい文体に
    寄り添うようないわさきさんの絵。
    この本は、この、見事なマッチングで
    1+1が2以上の相乗効果がある本だと思います。

    お話は、お母さんが病気でさみしい節分の夜を過ごしている女の子を
    おにたがたすけてやるおはなしなのですが
    その本から伝わる「あたたかさ」のようなものが
    文から、絵から、3Dのように飛び出してくるような気がします。

    いつまでも語り継ぎたい、珠玉の一冊です。

    投稿日:2013/01/21

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