動物が画面中に増えていき、それに応じて鳴き声が増えていくという、ぱっと見たところ単純なつくりなのですが、子どもの反応がとてもよかったです。シンプルな線でかかれたとぼけた表情の動物たち。ひつじの「めへー」っていう鳴き声はおもしろく、そばで聞いてたパパからもつっこみが入りました。動物が画面中を動き回っているという感じがよく出ていて、その動きが止まったときの何が起こるんだろう?という期待感もばっちり。そして、その期待を裏切らない「プオーン」の声。ぞうさんの登場です。そして、それが去ったときの、動物たちの大騒ぎの様子などもとても可笑しいです。
右側のページの動物の絵と左側のページの鳴き声が対応して配置されていて、子どもも見比べていましたが、いろいろ順番を変えて読めます。字の大きさにあわせて読む声の大きさを変え、スピードも変化させたりと自由度がかなりある絵本です。